2006年7月10日から1年の予定で出発した世界一周の旅がなんと2年9ヵ月に!!訪問国数72カ国!     会社を辞めて旅に出たカップルの『旅日記』&『旅に役立つ情報』が満載☆

スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 |
驚愕!!海亀の大産卵(前編)
2008-11-04 Tue 10:36
20081101-06.jpg

10/23
プラヤ・オスティオナル到着。
ツーリストが多い。
3週間前は全く見かけなかったのに、
宿には7人程若い欧米人ツーリストが泊まっている。
アリバダの情報を聞きつけてやって来たのだろうか。
音楽をかけていてうるさい。

前回来たときは22日か23日にアリバダが始まると聞いたので、
到着してすぐビーチに出てみるも、
海亀はまだ来ていない。
海亀の死骸が一つビーチにあって
ヒメコンドルの群れが漁っていた。
今まで巨大なカラスかと思っていたこのデカイ黒い鳥は
ヒメコンドルらしい。
たしかにカラスにしてはデカ過ぎる。
この日は疲れたのですぐ寝る。


10/24
サンタ・クルスで食料と電熱コイルを買っておいたので、
備えは万全。
宿のおばちゃんにアリバダはいつか?と聞くと、
たぶん10/25ぐらいだと教えてくれた。
ってことは明日か。
でも1日ぐらい早くなることもあるかもしれない。

ポーランド人のカーシャとイギリス人のマークに会う。
今夜一緒に海亀を見に行こうということになった。
夕方、うるさかった欧米人ツーリスト達が
4時のバスに合わせてチェックアウトしていった。
宿のおばちゃんに聞くと
「え?今日は雨が降ったからバスは来ないよ。」
と言っていた。
そういうところなんです、ここは。
オスティオナルの手前には川が3本あって、
雨が降ると増水してバスは渡れなくなる。

でも欧米人達は帰ってこなかった。
どこへ行ったんだろう。
何はともあれ、これでゆっくりできると安心していたら、
夜になって、もっとうるさいコスタリカ人の家族連れがやってきた。

深夜2時にカーシャ、マークとビーチに海亀を見に行く。
出発前には部屋の前のテラスに巨大なヒキガエルがやってきた。
そういえば3週間前にここに来たときにもいた。
しばらくすると、どこかにピョンピョン跳んでいった。

カーシャは昨日、夜遅くにオスティオナルに到着したので、
同じバスに乗っていた地元の家族の家に泊めさせてもらい、
夜、海亀を見に連れて行ってもらったらしい。
なので彼女の教えに従ってビーチで海亀を探す。

その教えによると、真っ暗な中を闇雲に探すのではなく、
まず波打ち際に沿って歩き、
海亀が通った跡を探す。
海亀はもちろん海からやって来るので、
波打ち際のところを絶対に横切る。
これだとジグザグに歩かなくてもいいし、
うっかり見逃すこともない。

歩き出して5分も経たないうちにカーシャが
「見て!これが海亀の通った跡よ!」
と叫んだ。
カーシャもマークも俺達以上に海亀好き。
海亀がビーチを上って行った跡を辿っていくと、
早速海亀発見!
卵を産み終わって埋めている最中だ。

なぜか卵がいくつか辺りに散らばっている。
このときは産んだ卵が掘った穴にうまく入らなくて、
埋める段階で砂を掻くときに
辺りに散らばってしまったのだろうぐらいに思っていた。
本当の理由は数日後に分かることになる。

その後も続け様に2頭の海亀を発見。
3頭めは最初の穴を掘るところから見れた。
「あのヒレでどうやって!?」
ってぐらい深く穴を掘る。
カーシャは寝転がって頭を地面につけて見ている。
よっぽどの海亀好きです。

ここまでで1時間半程。
十分見れたし、疲れたので宿に帰る。
カーシャとマイクはこの後も引き続き海亀を探し、
朝5時半までかけてあと2頭見て帰ったらしい。

20081101-05.jpg


10/25
あとはアリバダを待つだけ。
果たして今日見れるのだろうか。
朝、隣のうるさいコスタリカ人家族連れがチェックアウトして
静かになった。

今日は朝から海亀の卵に関する集会があって、
村の人はみんなそれに参加しているらしい。
店が全然開いていない。
集会所の前の店だけ開いていた。
集会所には大勢の人が集まって、誰かがマイクで喋っていた。

カーシャが集会を聞きに行ってみたけど、
早口すぎて内容は分からなかったらしい。
カーシャでも聞き取れないなら
俺たちが聞いても無駄なので通り過ぎた。

マークがどこからか情報を仕入れてきた。
昨日メインビーチと呼ばれるところに200頭程の海亀が来たらしい。
宿のおばちゃんに聞くと、
「宿を出て左の方に300m程行って浅い川を渡ったところに
夜8時か9次頃に行くと、たくさん見れるよ。」
と教えてくれた。
どうやらそこがメインビーチと呼ばれるところらしい。

昼のうちに一度そこまで行ってみた。
確かにこっちも卵の殻がたくさん散らばっているけど、
宿の前のほうが多いような気がする。
またヒメコンドルはいっぱい集まって卵をあさっていた。
帰り際に酔っ払い3人組が声をかけてきた。
彼らはアリバダはたぶん明日だと言う。
アリバダのときはメインビーチだけでなく、
ここら辺一帯7kmのビーチ全てが海亀で埋め尽くされるらしい。

夕方、宿にまた別のコスタリカ人家族がやってきた。
今度は小さな子供がいて、泣き叫んでいる。
今までで一番うるさい。勘弁してよ。

今日はおばちゃんの指示に従って
夜8時にメインビーチに向けて歩き出した。
今日も出発前にはヒキガエル君がお見送り。
今日はカニも2匹仲間入り。
カニは部屋の中まで入ってきたけど、
そのままにしておいた。

大雨の中、川をなんとか横切ってメインビーチに着き、
3分の2程歩いてみたけど海亀は全然見かけない。
不発。
夜3時半にもう一度行ってみたけどまたもや不発。

みんな言うことが違うけど、
最近の情報では
今日か明日がアリバダだろうという意見が多かった。
本当に明日見れるんだろうか?
本当かどうか分からないけど、
ここ2年間10月にはアリバダが起こっていないと言う
ツーリストも現れた。
少し不安になってきた。

20081101-11.jpg


10/26
今夜は主任生物学者なる人と一緒にビーチに行くことになった。
夜3時にカーシャとマークと宿を出て
待ち合わせ場所で待っていると、
現地のおじさんと白人の若者がやってきた。

白人の若者は記者で、
アメリカからやってきて、今はサンホセに住んでいるとのこと。
おじさんの方が主任生物学者。
あまり学者って感じじゃない。
海亀おじさん?
スペイン語しか話せないので、記者の若者が通訳してくれる。

彼は母親がスペイン人なので、スペイン語も流暢に話せる。
2人に付いてメインビーチへ向かう。
通常アリバダが始まるときはここから始まるらしい。
ところがメインビーチに着いてしばらく歩いても、
海亀の大群が来ている様子はない。
確かに海亀が通った跡はあるけど数十頭程って感じ。
結局引き返すことにした。

記者の彼によると、
「みんなが今日アリバダが起こるだろうと予想していた。
潮の満ち引き、月の満ち欠け、風、全てがベストコンディションだった。
なぜ今日起こらなかったかは誰にも分からない。
今日の日中に海を見たら、
並みの向こうに海亀がたくさん浮かんで待っているのが見えた。
彼らがあとどれくらい待つのかは分からない。
1日かもしれないし、1週間かもしれない。
どちらにせよ、ここ2、3日は
ベストだった今日のコンディションに近い日が続くから、
アリバダが起こる可能性は高いだろう。」
とのこと。

また
「アリバダのときはこのビーチ全体が
端から端まで海亀で埋め尽くされて、
立っていれなくなる。
立っていると、海亀がぶつかってきちゃうからね。
なんたって一度のアリバダで60万頭の海亀が来るんだから。
僕もこれを見るためにサンホセからここに来ているんだけど、
こんなのが見れるところは世界中でも他にはないから、
もし日程に余裕があるなら待つ価値はあるよ。」
と教えてくれた。

さすがに今日ダメだったらどうしようかなと思っていたけど、
なんか待つ元気が出てきた。
それにしても60万頭は凄い。
あとでカーシャから聞いたんだけど、
彼はなんとニューヨークタイムズの記者で
取材に来ているらしい。

その間も主任生物学者のおじさんは
何やらノートに書き込んでいる。
14年間毎朝3時に起きて、
どのエリアに海亀が何頭来たかを記録しているらしい。
この後も7kmあるビーチを端から端まで歩いて、
どのポールからポールまで何頭海亀が来たかを記録して回っていた。
ご苦労様です。

観光大国コスタリカでは今全国各地の観光地に
アメリカ資本の大型ホテルが進出し、
リゾート化が進んでいる。

3年間コスタリカに住んでいる記者の彼によると、
今はどこもアメリカナイズドされてしまって、
本当のコスタリカらしさが残っているのは
ここオスティオナルぐらいだそうだ。

オスティオナルにもその触手が伸びてきているけど、
ここの人達はそれを受け入れないようにして、
今までの暮らしを続けていきたいと思っている。
大型ホテルは強力なポンプで水を引き上げるから
各家庭に十分水が行き渡らなくなってしまうし、
アメリカ人達は「仕事が増えますよ。」と言うけど、
そういうホテルやレストランで働くのは
よそから来た英語の話せる人達ばかりだ。

海亀の卵を売るっていうのも、
むやみやたらに採っているわけではなく、
アリバダの最初の3日間に
メインビーチで産まれた卵だけに限っている。
これは全体の0.5%以下でほんの一握りだし、
アリバダの最初の方に産まれた卵は
どうせ後から来た海亀に潰されてしまうかららしい。

他には卵から孵った小亀を海に返す手伝いや、
村人全員でビーチの清掃もしているらしい。
カーシャはこの活動内容にいたく感動してしまって、
ここに住んで、これに参加したいと言っている。


10/27
昨日から隣の部屋には怖面のおじさんが泊まっている。
先月ここに3日間泊まったけど、
アリバダが見れなくてサンホセに帰ったら、
次の日にアリバダが起こったらしい。

今夜は9時にそのおじさんとカーシャだけが海亀を見に行った。
俺達2人は眠かったし、連日夜中に起きて疲れていたし、
ちょっともう気力がなくなってきた。
マークも今日は疲れたのでパス。
それでも深夜3時には昨日と同じく、
主任生物学者と記者のデイピットと一緒に
ビーチにみんなで出かけた。

出発前にはいつものヒキガエルが現れて、
今日はなんとカニをまるごと食べてしまった。
ムシャムシャムシャ・・・。
今日はなにか起こるかもしれない。

今日はカーシャがやたらと興奮している。
「今夜9時にとってもたくさんの海亀を見たの!
今日絶対にアリバダが起こるに違いないわ!」
ここ5日間期待を裏切られ続けている俺達は
「どうかな~?」と思いながら歩き出した。

歩き出して10歩ぐらいで海亀に出会った。
そこから20歩ぐらいで3頭、
待ち合わせ場所の周りには10頭以上。
確かに昨日までとは違う。
でも聞いていたような
「足の踏み場もない状態」とまではいかない。

全員集まったのでメインビーチに向かった。
今日は川の水が深く腰ぐらいまである。
一瞬どうしようか迷った。
今日は風が強くて肌寒い。
川の手前でみんなが戻ってくるまで待とうかと思ったけど、
せっかくなので川を渡ることにした。
なんとかメインビーチにたどり着いて、
あたりをライトで照らすと・・・。

わーお!!

20081101-09.jpg

凄いことになっていた。
海亀がひしめきあっている。
「アリバダが始まった。」
とデイビットと呟いた。
そこら中、海亀、海亀、海亀・・・。

つに来たー、アリバダ!!
波打ち際に立っていると、
前から後ろから海亀がやってきて、止まっていられない。

うぉー!!
これはまさに嬉しい悲鳴ってやつだ。
海から上がってきた海亀、穴を掘っている海亀、
産んでいる海亀、穴を埋めている海亀、海に帰っていく海亀、
海に浮かんでこっちの様子を伺っている海亀。
なんとも凄まじい光景。
いや~、長い間待っていた甲斐があった。

5時半になったら地元の人達が卵を採りにやってきた。
確かにその場で見ていると、
海亀が卵を産むために穴を掘ったら
そこに他の海亀が産んだ卵があって、
それを掘り返したり潰したりしてしまっている。
だからアリバダの最初の3日間に卵を採っているのだ。
しかも全体の0.5%だけ。

20081101-04.jpg

これがここオスティオナルの数少ない収入源になる。
世界には他にもアリバダのような現象が起こっていた場所があるけど、
今は海亀の数も減ってしまっていて、
こんなに海亀がたくさん来るのはここオスティオナルだけらしい。
ここオスティオナルには年間180万頭の海亀が今も来ていて、
その数はなんと増えているらしい。

ちなみに2日前に産卵後の海亀の周りに卵が散らばっていたのは、
他の海亀が前に産んだところを掘ってしまったからだというのが
今日見ていて分かった。

(後編に続く)
別窓 | コスタリカ・パナマ | コメント comment :0 | トラックバック:0 |
<<驚愕!!海亀の大産卵(後編) | 世界一周 ~Feel The World~ | 巨大海亀>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧 ONLY FOR ADMINISTRATOR
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら


| 世界一周 ~Feel The World~ |

ルートマップ

地図をクリックすると拡大されます。

紫:空路   緑:陸路・航路

いまココ♪

今、日本の東京にいます!!
(2010/2/22現在)
Now we are in Tokyo,Japan.

ピンク:空路   緑:陸路   青:航路

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

BACKPACKER WEBRING

前へランダムサイト一覧次へ参加申し込み

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。