<憧れのトゥカン>帰国前日、この旅の締めくくりとして訪れたのは
ブエノスアイレス近郊にあるルーハン動物園。
かなり前からこの動物園の噂は聞いていて、
ブエノスアイレスに来たら行こうと思っていた。
なんとこの動物園ではトラやライオンの檻の中に入って
触ることができるという。
まさか世界にはそんな動物園があるなんて!
たまにライオンに噛まれて怪我する人もいるらしい。
でもトラやライオンに触れる機会なんてそうそうないから、
是非とも行ってみたい!
<ほとんど全ての動物にエサをあげられる>ブエノスアイレスには南極クルーズ直前にも来ていたけど、
そのときはゆっくりしたかったし、
クルーズ用の服を買ったりしていて行く時間がなかった。
今回こそはと思って楽しみにしていたのに、
ブエノスアイレス到着直後に衝撃のニュースを知らされた。
「4/1から法律により、猛獣系は触れなくなった」とのこと。
ガーーーン!!
前回来たときに行っておけばよかった。。。
<ラクダ>4/1以降に行った人の話によると
やはりライオンやトラ等の猛獣は法律により触れなくなったと言われて、
触らせてもらえなかったとのこと。
えーーーっ!?
すごく楽しみにしていたのに。。。
俺達の2日前に行った人もだめだったらしい。
まぁ、でも猛獣以外の動物は触れるらしいから
行くだけ行ってみようということで動物園に向かった。
<象>入り口で地図をもらって、
入場料とは別に動物にあげる用のエサを買って園内を歩き始める。
普通の動物園だとエサをあげるのは禁止だから、
自分でエサをあげれて触れ合えるのは嬉しい。
地図を見てとりあえず右のほうのトラやライオンがいるところに行ってみた。
2重になっている檻には張り紙がしてあって
「法律○○条により、お触り禁止!」って書いてある。
やっぱりだめだ。
念の為係員に聞いてみたけど、
同じく「前は良かったけど、法律によりいまはだめになった」
と言われた。
<ウサギ>仕方なくラクダ、リャマ、アヒル、ヤギ、羊等にエサをあげる。
みんな腹が減っているのかかなりの勢いで近づいてくる。
手のひらに乗せたエサをペロペロ食べたりするから楽しい。
ウサギやひよこは柵の中に入って抱かせてもらえる。
サルの檻のところに行ったら
係員が中に入りたいかと聞くので、
中に入れてもらった。
指示されたところに座って係員が合図をすると、
サルが腕を伝って肩や頭の上に乗ってくる。
サルの手のひらは革張りのソファーみたいな感触で、
プニプニしていてとっても気持ちいい。
<サルは頭に乗ってくる>ラクダや象の背中にも乗せてもらった。
でもこれはタイやインドで乗ったから、
あぁ、こんな感じだったなぁって感じ。
<カピバラも触れる>その後、クマ、カピバラ、鹿、ピューマ、アシカ、トゥカン等を見て
そろそろ帰ろうかなぁと出口に向かっていると、
入口の左側にもトラの檻があることを発見。
ここにも例の張り紙がしてある。
でもやっぱり諦めきれなくて係員に尋ねるとだめだと言われる。
仕方なく帰ろうとしていると、
向こうの方から年配の係員がこの若い係員に何事か言っている。
<トラの檻。係員が立っているところが小さな控え室。>すると若い係員が俺達に「入って来い」と言った。
ええーーーーっ!?
なんだ、なんだ?
触れるのか?
2重になっている檻の
1重目と2重目の間の控え室みたいなところに入る。
すると荷物は全部ここに置いて
カメラだけ持って檻の中に入れといわれる。
ま、まだ、心の準備が。。。
檻の中にはトラが2頭いる。
1頭は歩き回っている。
心の準備もできないまま係員について中に入る。
かなり張り詰めた雰囲気。
この異常なシチュエーション。
トラの檻の中にいる俺達。
<トラとご対面>真ん中に台があってその上に1頭乗っかっている。
係員が前からミルクを与える。
俺達は後ろに回り込んで背中を触れと言われる。
言われたとおりにトラの背中をさする。
おぉぉぉーーー。
毛がつやつやしている。
トラの息づかいを感じる。
係員が写真を撮ってくれる。
次に草をトラの前に出すと
トラがそれをムシャムシャやりだす。
この間にも背中をさする。
ドキドキ。。。
でもちょっと欲が出てきて背中に抱きつこうとすると、
係員に止められた。
それはだめらしい。
<草をムシャムシャ>今度は俺達が草をトラの前に持っていくと
それもムシャムシャする。
興奮していてどれぐらい檻の中に入っていたか分からなかったけど、
思っていたよりいろいろさせてくれて長い間トラと触れ合うことができた。
興奮冷めやらぬまま、
ぼーっとしつつ檻の前で次の人達が檻の中に入っていくのを眺めた。
俺達が入っているのを見て他にも2組の人達が入れさせてもらっていた。
檻の中ではトラが歩き回っている。
あぁ、俺達もこの檻の中に入ったんだな。
でもなぜ入れたんだろう。
たぶんさっきの年配の係員の指示で特別に入らせてもらえたのだろう。
<ライオンの赤ちゃん>近くにはライオンの赤ちゃんの檻があった。
生後1ヶ月とのこと。
まだまだよちよち歩きでめちゃめちゃ可愛い。
犬と一緒に檻に入れられていて、
犬にいじめられている。
犬のほうがでかい。
<ライオンの赤ちゃんの足の裏。プニプニ。>ずっと眺めていたら係員が
「触ることはNGだけど、
俺がライオンの赤ちゃんを抱いて檻の外に出てくるから
その写真を撮らせてあげるよ」
と言ってくれた。
係員がライオンの赤ちゃんを抱いて出てきてくれたので、
バシバシ写真を撮る。
<めちゃくちゃ可愛い>するとそこに先程の年配の係員が来て、
触ってもいいと言ってくれた。
早速ライオンの赤ちゃんを抱っこ。
あの凶暴なライオンも生後1ヶ月だとこんなに可愛いのか。
頭をなでてやると気持ち良さそうな顔をする。
<こんな表情も>それにしてもこの年配の係員は何者だろう。
他の係員はみんな触っちゃだめと言うのに、
この人の許可が出ると触れる。
係員のリーダー的な人なのだろう。
この人に「日本から来た。明日、日本に帰る。」
という話しをしたら、
じゃあ大人のライオンも触らせてやろうということになった。
<ムツゴロウさん大人気>ライオンの檻に行くと
中では女性係員がライオンとじゃれあっていた。
そこにこの年配の係員が入っていくと
ライオン達が喜んでみんな寄ってきた。
ライオン達が飛び掛ってきて、
もみくちゃにされている。
それでもはぁはぁ言いながら喜んでいる。
まさにアルゼンチン版ムツゴロウさん。
<じゃれ合うライオン達>そこに俺達も入ってライオン達と触れ合った。
しばらく檻の中でライオンと遊んでいると
後から入ってきた若い係員の右手がいつの間にか血まみれになっていた。
おおー、こわっ!!
その係員は平気な顔してライオンと遊んであげているけど、
改めてライオンの恐ろしさを知ってしまった。
<ライオンも触らせてもらえた>次にムツゴロウさんが「クマも触らせてやる」と言い出した。
クマの檻に行くと子供のクマが2頭いる。
小さいけど力は強いとのこと。
俺達に便乗して他にも1組入ってきた。
<小熊も可愛い>人間が食べる市販のお菓子をムツゴロウさんがたくさん持ってきて、
クマに与える。
クマのエサってこんなんでいいのかな。
まぁムツゴロウさんはあんまり深いことを考えないのかもしれない。
俺達もこの市販のお菓子をクマに食べさせる。
首のところを触るとフサフサしている。
その後、先程とは違うトラの檻のところでまたムツゴロウさんを発見したので、
お願いしてまたトラを触らせてもらった。
今度はトラに手のひらからミルクを飲ませたりした。
トラがペロペロ舐めていた。
<トラがミルクをペロペロ>最初はもうだめかと思ったけど、
ムツゴロウさんのお陰でいろんな猛獣と触れ合えることができた。
たぶん法律で禁止されて係員にはそれを徹底させているんだけど、
ムツゴロウさんが見ている間であれば、
彼の裁量でこっそり触らせてもらえるんだろう。
旅の最後にとっても良い思い出ができた。
ムツゴロウさんありがとう。
もしこのルーハン動物園に行くことがあったら、
ムツゴロウさんを探してお願いしてみるといいですよ。
きっとトラやライオンに触らせてもらえるでしょう。
<ライオンの赤ちゃんにひっかかれた痕>帰り際にふと左腕を見たら、
俺もあきこもライオンの赤ちゃんを抱いたときに引っかかれた痕が
赤く腫れ上がっていた。
by ゆーき